平成25年6月14日設立
日本いけばな懇話会は、別に揚げる綱領を基にして「いけばな文化」をどのようにして、現世代及び後世に伝えるかを考え、個人流派・地域・また全国で、それぞれが合同して活動してゆく事を目指します。
現存する多くの華道団体は、ややもすれば「いけばな作品」を鑑賞してもらう事に重きを置かれていると言っても過言ではないでしよう。
勿論、その事が「いけばな」を理解して頂く大切な手段である事に異議を唱えるものではありません。
しかし、私たち「いけばな」を指導するものにとっては、「いけばな」を大切な生活文化と促え、多くの方が門を叩き、「いけばな」を志す事によって、
人々が心豊かに生きてもらえる様な活動をする事が、大切ではないかと強く考えます。
花から学ぶ命の尊さ、四季の移ろい、もてなす心、節句に思う自然と人との繋がり、愛する人に想いを寄せる花・・・
「いけばな」は、日々の暮らしになくてはならないものです。
この素晴らしい文化を 一人でも多くの人に教え、普及させることが、私たちの責務ではない でしようか。脈々と受け継がれてきた 「いけばな」を今こそ、後世に伝える時だと考えます。
日本いけばな懇話会は、個々の小さな力をお互い繋ぎあうことで、より大きな強いうねりとなって、「いけばな」の発展に貢献することを願い、会員総会や種々会合を開き、
意見を集約しながら活動方針を定め、個人・団体で全国に活動を広めて行くものとします。
一、いけばなを通じて 自然と人との融和をめざす
一、いけばなを通じて 花の命から人の命の大切さを考える
一、いけばなを通じて 生活の指針を示す
一、いけばなを通じて 文化と文明の調和をめざす
一、いけばなを通じて 世界の平和と輝く未来をめざす
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